相続対策とは?
(国税庁HPより)
最近、書籍、マネー雑誌、FP業務専門誌等で、
【相続対策】
というキーワードが、多く目につきます。
相続対策とは、一体何ぞや?
私にも関係ある??のかも???
と思っていらっしゃる方も多いと思いますので、
概略をご案内したいと思います。
相続対策は、大きく分けて2種類。
先ずは、
①円滑な相続のための対策
どの財産を、誰に、どの様に、渡すのか? 遺すのか?
相続=死 というワードイメージがあり、
何となく・・・考えたくない。後回しになりがちな分野ですが、
明日、何があるかわからない私達の命。
そう考えると、年齢に関係なく、
万人が、今すぐにでも考えるべき課題です。
次に、
②相続税納税資金確保・節税のための対策
相続税は、課税遺産総額に対して賦課されます。
課税遺産とは、決して、現金預貯金だけではありませんので、
売るわけにはいかない(自宅や、稼動中の社屋など)不動産が大部分であった場合、
納税資金をどう調達するのか?という問題が発生します。
特に今回、平成27年1月、税制改正により、
課税遺産総額を算出するための【基礎控除額】が減額されます。
現在は、5000万円+1000万×法定相続人の数
であったのが、
3000万+600万×法定相続人の数
となります。
妻+子供二人 のケースでしたら、
8000万-4800万=▲3200万の違いとなります。
基礎控除が減る ⇒ 課税遺産総額は増える
という事から、
冒頭でお伝えした通り、
【相続対策】が注目されているわけです。
主な対策として、
■贈与グループ
暦年贈与、相続時精算課税制度、住宅取得資金贈与の特例。
■非課税枠活用グループ
生命保険非課税枠(500万×法定相続人の数)、死亡退職金非課税枠(500万×法定相続人の数)
相続で争うなんて、ドラマか小説の世界・・・と他人事と思わずに、
ぜひ一度、しっかりと考えてみて下さい。
相続が争族になりません様に。
お手伝い出来ることがあれば、どうぞお声をかけて下さい。
2014年6月30日 2:59 PM | カテゴリー:FP情報 相続