世界を駆け巡る新富裕層
昨晩、めずらしくテレビに見入っておりました。
NHKで、「新富裕層」をテーマに番組があり、
日本だけではなく、各国の経緯、背景なども紹介されていました。
印象的だったのは、
アメリカが、景気回復のために、税軽減を推進した歴史。
超富裕層を増やせば、
一部の潤沢資金層から、お金(雇用)が生まれる、という計画。
が、絵に描いた様な結果にはならない難しさ。
かといって、税負担が大きければ、
少しでも税率の低い場所(国)を探して、富裕層が動く。
次の問題は、富裕層が歓迎されいる地域では、
物価高による、貧困層との軋轢が生まれる。
富裕層増税の兆しがあると、
「働かない人、知恵を絞らない人間が、一層楽をするのか?!」と、
激情しているシーンもありました。
何とも、難しい問題ですね。
私が家計相談、金融講演を業とする根っこには、
「頼り過ぎない」
「依存しない」
最終的には、「自立」という大きなルールがあることを伝えたい想いがあります。
社会保障の窓口を担当される方から、
大切な税金を原資とした保障を払い出す立場として、
不正な受給請求をしっかり見極める大変さ、ご苦労を聴いた事がありました。
自分だけ、楽して、得して・・・ が、
社会保障のそもそもの原点 「支えあう」 に立ち返り、
心地よく暮らせる社会でありたいものですね。
2013年8月19日 5:49 PM | カテゴリー:FP情報 ライフプランニング