感謝の想いが、日々募ります_脱走(外出)の巻

7月某日

 

ごくごく普通の水曜日

ママが温めようとしたパンを

すきを狙った

小梅ちゃんが

パクっとかじり

「まぁ!」

と驚くママに

 

「えへっ(^v^)」

 

 

満面の笑みで応える小梅ちゃん

 

こんな普通のある平日

 

外は猛暑

テレワーク・デスクワークに勤しみ

夕方近くになり

お出掛けの準備

 

ガレージに一旦行ったものの

 

あ、

そうだ!

裏庭の

紫陽花を摘もう!

と思いつき

鋏を取りに戻って

 

裏庭へ・・・

 

その時

小梅ちゃんも着いてきていたのでした

今思えば。

 

裏庭へのフェンスは

小梅ちゃんが出られない様に

きちんと閉めて

 

 

 

 

何が起こったかと言いますと

 

ガレージへ往来した際の

表フェンスは開いたまま

 

ですのに

裏フェンスは閉まっている

 

となると

 

小梅ちゃんとしては

ママどこ?

となり

 

 

 

脱走したのです

 

厳密には

外出。

 

 

脱走ではなく(恐らく、本人にその自覚はない)

ママ探し

 

そんなことになっているとは

思いも依らず

呑気に

裏庭から紫陽花を抱え戻りますと

 

 

全開!となったフェンスが視界に入り

そして

小梅ちゃんの姿が無い

 

家の中?

(と見回った気もします、多分)

そして

頭は真っ白

 

 

 

あの時の衝撃は

思い出すだけで足がすくみます

 

サンダルのまま

玄関先から道路へ

「小梅ちゃん! 小梅ちゃん!」

と叫ぶも

姿見当たらず

気がつくと

走り始めていました

 

すると

向こうにいた

小学生軍団が

 

「あの人!飼い主かもしれん!」

 

と叫んでくれて

 

「そやよ!!!!!」

駆け寄るおばちゃん

 

白い犬

ということで

間違いなく小梅ちゃんだろうその犬は

 

「あっちの方へ行ったよ。」

と。

 

「教えて!」

小学生軍団をお供に

駆け巡るおばちゃん

 

炎天下

本来なら、絶対に出ないパワー

無我夢中とはすごいです

 

「こっちに行った気がする!」

と教えてくれた細い道は

田んぼの為の水が

勢いよく流れている用水と並行する小道

 

小道、というよりも

用水の脇、際を歩く様な感じ

 

足を滑らせると

大人でも危険

 

頭はパニックでした

 

その場で

泣き崩れたいという心境でしたが

それよりも

見つけなきゃ、という気持ちが勝って

何とか走り続け

気づけば

足元はサンダル

 

このサンダルだと思い切り走れない

ならば

裸足か?

いや

一旦、家に戻って、完全武装しよう、と

家に向かう

 

すると

冷静な小学生は

 

「見つけたらどうしたらいい?」

 

と尋ねてくれて

そっか、と、はたと気づくも

電話番号を伝えるという

それすら機転が回らぬおばちゃん

 

「家、あそこ!」

と指差し

どっちが子供かわからない会話

 

 

家に戻り

夫に電話

事情を片言で話し

走れるズックに履き替え

リ・スタート

 

 

つい先月の

念願の

富士急ハイランド旅行

終始笑顔だった小梅ちゃん

 

余りに

幸せ過ぎたのは

この出来事が前提だったのか?

などなど

色んなことが頭を駆け巡り

あてもなく

また探し出す

 

 

すると

 

白い外車の窓から

女性が

 

「見つかりましたよ」

声をかけてくださいました

 

車の中からは

犬の声が聞こえ

「小梅ちゃん!」

叫んだ気がします

 

飛び上がらんばかり(多分、飛び上がっていた)の勢いで

「有難うございます!」

と近づくと

 

違う犬

あれ?

 

 

ですが

「先ずは、お乗りください」

と仰ってくださり

よくわからないけれど

その違う犬を抱っこ

助手席に乗せて頂きました

 

車が進む中

ご主人さまが

確保(社会的には「捕獲」が正しいのかしら)してくださっているので

お連れします、とお話しくださり

 

本当に

心から

 

良かった!

 

嬉しかったです

 

 

そして

車が進むと

我が家の前で

 

 

ご主人さまに抱っこされた

 

 

小梅ちゃんっ!!!!!

 

 

車から降りるとき

余りの動揺で

スマホを落としましたが

もう

視線は

小梅ちゃんにロックオン

 

(ただし、小梅ちゃんは、ご主人さまが飼い主、とも見える落ち着き様でした)

 

 

 

「何か御礼をしたいのです」

何度か

申しましたが

「いえいえ、良かったですね」

走り去っていかれたご夫妻

 

 

本当に心から感謝申し上げますm(__)m

 

 

あれから

日々

小梅ちゃんを見つめながら

あぁ

無事で良かった、

ほんとに良かった

 

と噛み締めています

 

 

おまけですが

夫は

私の一報を受けて

同じく

頭が真っ白になり

折り返すも

見つかったという返事もなく

急いで、家に駆けつけてくれていました

 

そのタイミングと

小梅ちゃんが

一足先に家に戻ったタイミングが重なり

家に着くと

小梅ちゃんが

 

この笑顔で出迎えたのでした

 

ある意味

絶妙な?タイミング?

 

「見つかったら、先ずは電話せい。」

若干怒っていましたが

 

いえいえ

本当に

偶然

このタイミングだったもので・・・(^^;;

 

 

普通

って

大事だな、と

本当に痛感です

 

普通の

毎日

 

大切にしましょう

 

 

追記

 

探しまわる私を

逆に探しあてて下さり

小梅ちゃんが

家の前で待っていたのは

小学生軍団の計らいでした

 

後日

インターホンの自動録画に

見つかった!とお知らせに来てくれた

子供たちが映っていてウルン

 

ご夫妻に

あそこの家だよ、と伝えてくれたのだろうと

 

本当に

本当に

有難うございました

 

 

あと

記事を書いていて気づきましたが

 

小梅ちゃんを捜索していたつもりが

結果

 

ママの捜索、となりましたね(^^?


2022年8月10日 4:46 PM | カテゴリー:dogs

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